2019/7/9 認知症予防に効果的なこととは

 2019/7/9(火)

 

 

認知症予防に効果的なこととは、大人の「そろばん式脳トレーニング」趣味の講座を通じてお伝えいたします。



そろばん式脳トレーニング

大人向けに「そろばん式脳トレーニング」を教室と月2回青葉カルチャーセンターにて講座を開講しています。

青葉カルチャーセンターでは、月2回 第2・4火曜日の午前10時~11時20分(80分)授業

 

「そろばん式脳トレーニング」は、脳の研究機関で実験を通じて認知症予防に効果があるメニューとして考え出された脳トレーニングです。

そのため、計算力の向上をいちばんの目的とはせず、そろばんを「脳を活性化させる道具」としてとらえています。

従来とは違うそろばんの使い方をしたり、そろばんを使わずに指をつかって体操をしたりしながら、脳の活性化を目的にトレーニングを行っています。

 

授業は、指体操からのスタート。最初は、そろばんをつかわない脳活性化メニューです。

指体操は、数字をみて声をだし指を大きく動かす、又同時にやることを追加していくので脳活性化になります。

 

2つ以上のことを同時に行うことで、脳活性化

脳の研究で調べで、2つ以上のことを同時に行うとことが脳活性化に有効であるとわかっています。

 

そろばんの良いところは、目で見た数字を記憶し、指を動かし計算し解答する。その他に、読み上げ算(読まれた数字を聞いて計算する)など多くのことを同時におこない、視覚聴覚などいろんな感覚器官をつかっているので、脳活性化します。

 

そろばん以外で、2つ以上のことを同時におこなうことができる脳活性化は「料理をつくる」があります。

料理は、材料を切ったり、洗い物をしている間に煮炊きをしたり同時に作業することで、脳活性化になります。

そろばんより同時におこなうことは少ないと思いますが、効果的です。

 

その料理でさらに脳活性化させたいのであれば、おすすめがあります。

料理を作り終えた後に、どのような順番になにをつかってどう仕上げたかを誰かに話をするとか、また紙に書くことがとても良い脳トレになります。覚えておいたもの、記憶していることをあとから頭から引き出して答えること(アウトプット)が脳活性化になるからです。

 

そろばんも数字を記憶してそれを計算するのでアウトプットが入るので、そこも脳活性化には、とても良いのです。

 

日常での料理作りにプラス料理の工程をアウトプットするおすすめします。

 

忘れること、間違えることがとても良いこと

青葉カルチャーセンター「そろばん式脳トレーニング」講座は、2週間に一回のペースなので、生徒さんの中には、「やり方忘れてしまった」と言われる方が多くいます。また、問題をやっているうちに「答えが違っていた。間違えた」と気にされる方もいます。

 

計算力の向上を目的にそろばんをしているのであれば、やり方を忘れてしまったりすれば最初からやり直ししなくてはいけないですし、間違えてしまったらバツがつき、答えがマルになるまで計算をしなくてはいけない。

忘れるは悪いこと、間違えてはいけないとなります。

 

しかし、脳活性化を目的にしたそろばんは、忘れること、間違えることがとても良いことなんです。

 

脳は、忘れたり間違えたりすることにより、脳の中で混乱します。その混乱している時が一番脳活性化になっています。

なので、逆にその混乱が起きた方が良いのです。

生徒さんには、毎回、「答えが正解でなくてよいんです。それが脳活性化になっています。」とお伝えしています。

脳トレーニングで大事なこととは

脳トレーニングをするのに大事なことは、「楽しくやる」です。

脳は、イヤイヤやったり、気が進まないままやっていては脳がほとんど活性化されず、活発に働かないことが脳研究でわかっています。

 

講座でもお伝えすることが、「間違えても良いので楽しくやることが脳活性化になる」ということです。

料理もそうです。家族のために楽しく、心を込めながら料理をつくると脳はよく働いて活性化します。

疲れている時は、料理面倒だなと思うことないですか?私もよくあります(笑)

そんな時は、「楽しいな~」と言葉にだすことをおすすめします。言葉にだすことによって、脳は、私楽しいんだと錯覚します。最初は錯覚かもしれませんが、段々楽しくなってきます。

せっかく脳トレーニングをするのであれば、その時の体調や体の疲れがあっても初めは錯覚でも良いので、楽しくやることが脳トレーニング最高の脳活性化法です。

脳活性化 認知症予防に効果的な要素とは

認知症予防に効果的な要素は、「達成感」です。

「やったー」「できた」は、自分への自信にもつながります。また、脳トレーニングを一緒にやっている仲間と一つのことをやりとげたという瞬間は、他の人への貢献感やみんなと一緒にの一体感が味わえます。

 

「そろばん式脳トレーニング」の最後は、皆さんができるレベルの読み上げ算を読んで終了しています。みんなができて達成感を味わってもらいたいとの想いで最後おこなっています。

 

脳トレーニングメニューは、いろいろありますが、この「達成感」を味わうことができるのもそろばんが脳活性化に良い利点です。

大人そろばん教室の私の楽しみ

私、高齢者の方のそろばんをやっている手元をみるのが楽しみなんです。子供のぷくぷくした手でそろばんをやっている姿をみるのも好きなのですが、高齢者の方の手をみると、今までこの手でいろいろなことを頑張ってこられたんだなと私ももっと頑張るぞと思わせていただけるからです。なので、そろばんをやっている時にじっと手をみてしまいます。もし、そろばん式脳トレーニングに参加される方で、なんで手元をじっとみているんだろうと、気にせずスルーしてくださいね(^^)/