2018/09/13「小学校 校内服務倫理委員会講師」

 以前 小学校 校内服務倫理委員会の講師として「アドラー心理学で体罰を防止するように理解を深める」で講習会をさせていただきました

 

 


 アドラー心理学の「感情と上手につきあう」理論から体罰防止を考えていただく流れで講座。

21名の先生が参加、5組のグループにわかれていただきました。

 

皆さんは、怒りという感情はコントロールできないものとおもっていませんか?

「つい、カーっとなって子供を怒ってしまった…怒りたくなかったんだけど、つい…」ってないですか?

 

まず先生方に最近自分が感じた怒りを思い出していただき、グループでの話し合い。皆さん熱く語られ、それぞれの怒りを共有していました。

 

その後、怒りに対する考え方を知ることが大切でその目的、怒りの裏側にある別な自分の感情の話し、

どのように相手に伝えるかが大事なのかお伝えしました。

 

私の話しを聞くだけの講義では実践的ではないので、今回実際に体験していただくのにロールプレー形式にしました。怒りをつかった言い方の事例をどのように相手に伝えたら、自分の気持ちも相手への伝わり方もかわってくるのかを実践で体験していただきました。

 

小学校生徒が帰った放課後の疲れた時間帯に、どの先生方も一所懸命聴いてくださり、最後にご感想をいただきました。 

【先生方ご感想の一部】

☆怒りの中には「不安」や「心配」の一次感情があるということを知り、自分の涙の正体が明らかになりました。人間、怒りたくて怒ってはいないと思います。相手への不安、自分への不安があるから出てしまうものなのかと感じました。私メッセージをすることで私自身も心が(^^)になりますね。いつもゆとりを大切に生活していきたいと思います。今日は、お忙しい中ありがとうございました。

 

☆怒りの感情の中に心配、不安、寂しさ、悲しみ、落胆があることを改めて確認できました。その一次感情をきちんと相手に伝えることが大切だと感じました。

 

☆伝わらないことを子供のせいにするのではなく、"私メッセージ”を大切にして対応することを心がけ体罰をなくすようにしていきたい

 

☆感情的になると自分自身がとても疲れます。自分の感情をコントロールすることで、相手も自分自身も不快な思いをしなくてすむのだと感じました。また、子供たちもよく人のせいにするので、私メッセージでお話させようと思いました。

 

自分自身だけではなく、小学校生徒にも今回の学びを伝えてくださると嬉しいお言葉をいただきました。

アドラーは、「すべての悩みは対人関係の悩み」といっていますが、生きる喜びも対人関係の中で得られるものです。今回の講座でなにか少しでも気づきを得ていただき、まずは身近な方との関係が良好になってもらえたら嬉しいです。